フジツボ船底付着防止剤 シッププロテクト
特徴

船底に「シッププロテクト」を撹拌した塗料を塗ることで海洋汚染防止に繋がり、船底の付着物を防止することで経費などが大幅に削減できる高性能な船底塗料原料です。また、塗料にエネルギーを起こす主原料刺胞動物などを配合した起電力微粒子原料で、加水分解塗料に混合します。
船舶の船底の塗料に適し、フジツボが付着しにくく、エンジンの負担減を可能にした原料です。航行中の船体にかかる力は「造波抵抗」「形状抵抗」「摩擦抵抗」ですが、かかる力の60~80%が「摩擦抵抗」によるもので、「摩擦抵抗」のほとんどがフジツボ及び貝類の付着によるものと考えられます。船底に付着物があるとスピード、燃費、振動などに影響します。また原子力、火力発電所などの冷却水取水口にフジツボが付着すると、作業効率を低下させます。
期待される効果
●船舶の場合は年2回、陸に上げて塗料を2回塗布します。「シッププロテクト」船底塗料は、1年~1年半塗り替えなくても大丈夫です。
●非常に効率的な放射機能により部品の過熱防止、塗装作業の軽減、燃料の低減、出力増加、経費等が削減されます。
●船舶に塗装する回数が少なくなることで部品が長持ちします。
●貝が船底に付着しないことで燃料の低減にもつながります。
●走行に安定性が生まれます。
使用方法
使用量
●塗料への添加率は1%(重量比)で、基本的に塗料の用法容量に従い混合してください。
目安として1kgあたり6~7㎡塗装できます。
●20~25フィートの船で約2kgの塗料に対して20gを添加してください。
使用方法
(1) 一般塗料(水溶性、加水分解)を先に船低に塗り(シッププロテクト原料なし)、2~3時間置いてから使用する塗料にシッププロテクトの原料1パーセント、溶剤(シンナー)を手塗の場合は5パーセント、コンプレッサーの場合は10パーセントの割合で入れ、撹拌機でよく混ぜ、通常行う攪拌時間より多めに行ってください。
底に塗料が沈殿しているため、時々器具等でよくチェックしてください。
(2) ローラー・刷毛・スプレー塗料等で1度塗り(シッププロテクト原料なし)、2時間置いてから2度塗りの場合はシッププロテクト原料を入れたものを使用してください。24時間以上乾燥させてください。使用するパーセンは上記と同じです。
※※塗装する時間が空く場合や2度塗りの前には塗料を再攪拌してください。
成分
<成分>カルシウム、アルミニウム、シリカ、マグネシウム、イオウ、チタン、カリウム
試験写真
付着実験1
下写真は右側にシッププロテクトを配合した船底塗料を塗布、右側に添加しない塗料を塗布したブイの3年後の経過写真です。シッププロテクトを配合した方はフジツボの付着が明らかに少ないことがわかります。
付着実験2
下写真は熊本県八代マリーナにて行った実験です。船は26FT、115馬力/ドライブ船です。シッププロテクト配合の船底塗料を塗布する前と塗布後311日経った状態を比較しています。経過後は藻が付着していますが、フジツボは少量だけ付着しており、未塗布時よりも大きく改善していることがわかります。
